中庸の徳とは
中庸の徳とは、何ごともバランスよくほどほどがよい、ということをあらわした言葉です。
中庸:どちらにも偏らず、中性なこと
徳:社会的に価値のある品性
つまり、一般的に良いとされていることも極端に偏ってしまえばその良さを失ってしまうことになります。
例えば、勇気をもって行動することは大切だとされています。
しかし、過度の勇気は蛮勇(やぶれかぶれ)となりますし、かといって勇気がなさすぎれば卑怯(臆病でいやしい)となってしまうのです。
また、優しすぎるのも、厳しすぎるのも、正直すぎるのも、(もちろん)嘘をつきすぎるのも、良いことではありません。
どちらか一方に偏りすぎずバランスを取ることが大切であり、過ぎたるは及ばざるがごとし、なのです。