【俗物(ぞくぶつ)】の精神とは?つまらない人間の心

values-価値観

俗物とは

俗物ぞくぶつとは、名声や金儲けのことを第一に考え、公共の利益のために自分の人生をどのように生きるかという高い理想をもたない、つまらない人間を指す言葉です。

そのような人たちは一つの面を見て全体とみなし、人を金持ちと貧乏人、有名人とそうでない人に分けて世の中を見る傾向にあり、「ご職業は?」という最も一般的な質問で相手の地位を確認し、評価し、それだけで相手のことをわかった気になります。

だれもが俗物精神をもっている

つまらない人(俗物)はそもそもつまらない精神、つまり俗物精神をもっています。

そして、(認めたくはないですが)私たちはみな大なり小なり俗物精神をっています

というのも私たちの脳は、放っておくと苦労よりも楽を取り、他人を見た目や地位で判断し、少しの情報から全体を理解した気になり、お金に際限なく欲望を駆り立てられるようにできているからです。

しかし、だからといって万人が俗物精神にとらわれ、俗物となってしまうわけでもありません。

世の中には名声やお金にとらわれず、自分の人生で何をなすべきか考え、立派なこころざしをもって生きている人もたくさんいます。

俗物精神を克服しよう

名声やお金は望んだからといって手に入るものではありませんし、そのための努力が必ず報われる訳でもありません。

結果は後からしかついてきませんし、結果を得られるか否かは運の要素が強すぎて予測することも不可能です。

ですので、ただただ名声やお金にあこがれを抱くのは、宝くじやギャンブルに大当たりした人をうらやむのと同じくらい無意味なことです。

そんなつまらない俗物精神を克服するには、身の回りの人たちの役に立てることがないかを考え、成長を目指して学び、具体的な努力を行い、前を向いて生きようとする姿勢が大切になります。

楽をしたい私たちにとってそれは面倒なことでもありますが、そうやって俗物精神を克服すれば、つまらない自分を卒業できます。

そうなればやがて、人々から名声よりも人望を集め、お金に代えられない豊かさを手に入れ、結果的により充実した人生を送ることができるようになるでしょう。

参考:TED(アラン・ド・ボトン:親切で、優しい成功哲学)
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