円満の秘訣1:悪いことを避ける
友人関係や恋人関係、夫婦関係、家族との関係など、人との関係を穏やかで調和のとれたもの、つまり円満なものにしたいのなら、良いことを求めるよりも悪いことを避けることのほうが大切です。
なぜなら私たちの脳は、良いことよりも悪いことに強く反応するようにできているからです。
どんなに良好な関係性も、たった一度の悪い出来事で台無しになってしまう、というのはめずらしくありません。
円満の秘訣2:良いことを積極的に共有する
だれかとの円満な関係を維持するために、悪いことを避けるよう心掛けていたとしても、いつかは悪いことが起きてしまうものです。
それにお互いの嫌なことから目をそらし続けるのも問題でしょう。
時には話し合いも必要になります。
ですので、円満な関係を維持したい相手とは、何気ない日常の中で起こる良い出来事に積極的に目を向け、楽しい会話をたくさんするように心がけましょう。
具体的には、楽しい会話と楽しくない会話の割合を、少なくとも5:1にするのがよいようです。
そして会話をするときは、自分の考えを押し付けず、相手の言葉に寄り添い、共感し、理解を示すことも大切です。
このように普段から関係性の維持に努めておけば、何か悪いことが起こったときに、それですべて台無し、という最悪の事態は避けることができるはずです。
つまり、シンプルな気遣いこそが円満さを長続きさせる秘訣なのです。
そういった関係維持のための努力をないがしろにしていると、急な悪い出来事が起きてしまったときに取り返しのつかないことになりかねません。