【学習性勤勉性】とは?勤勉さは練習によって身につけることができる!

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学習性勤勉性とは

勤勉さとは、一所懸命に勉強や仕事に打ち込むことをいいますが、それがよいことである、というのは多くの人が認める価値観だと思います。

それと同時に、自分や我が子に勤勉さを求めても、それを実行し、さらに長期間継続することはなかなか難しい、というのが正直な感想ではないでしょうか。

しかし勤勉さは、学習(練習)によって身につけるができる、とされています。

これを学習性勤勉性といいます。

というよりむしろ、人は努力と報酬の関連性を学ばない限り怠けるようにできているようです。

だれかに勤勉さを身につけてもらいたいのなら、「正しい努力」に対して「正しい報酬」を与え、勤勉さを学んでもらう必要があります。

「正しい努力」と「正しい報酬」とは、「正しい努力=簡単ではないこと、難しいことへ、目的や計画をもって挑戦する」と、「正しい報酬=賞賛(ほめる)やポジティブなフィードバック(お金やモノで釣るのは初期段階をのぞき基本的にNG※)」です。

(※お金やモノで人をコントロールするのは、初期段階では効果的ですが、継続すると相手はその取り組みに対する本心からの興味を失います。)

その逆に、報酬ではなく罰をあたえるような方法、たとえば子供に「勉強しなさい!」と怒鳴りつけるような方法は、その場しのぎの方法でしかないうえに、その子は勉強が嫌いになります。

難しいことへの挑戦

難しいこと、簡単には達成できないことに取り組むことで、根性が培われます。

そして「根性がある」ということこそが、人を勤勉にさせ、成功に導く本質的な要素です。

根性、というと古くさい感じもしますが、今どきの言葉でいえば、グリット、やり抜く力、となります。

難しいことへの取り組みを続けることで、大変なことや困難なことにも貪欲にチャレンジできる人間が育つのです。

ちなみに「難しいこと」の基準は、その人の限界の少し上くらいのレベルが最適です。

あまりに難しく、達成不可能なレベルのものに挑戦し続けると、逆に無力感を学ぶ結果となるので注意が必要です。

なんでもかんでもほめない

ほめて伸ばす教育法が流行ってはいますが、簡単な課題やできて当たり前の課題をクリアした時にまでほめる(報酬を与える)というのは止めたほうがよさそうです。

なんでもかんでもほめられて育った人間は、あえて難しいことに挑戦しようとしなくなる可能性があります。

ほめるのならば、難しいこと、その人のレベルの限界より少し上のことを達成した時に、その結果ではなく、能力を向上させたこと自体や、それまでの努力をほめるのが効果的です。

参考:やり抜く力 GRIT
小学生の子が勉強にハマる方法
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
超一流になるのは才能か努力か?

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