セルフハンディキャッピングとは
セルフハンディキャッピングとは、失敗して傷つくことを恐れ、自分で自分にハンディキャップを課し(自らを不利にし)言い訳をすることです。
例えば、テスト前にゲームや部屋の掃除に長い時間をかけることで、実際の勉強時間を自ら減らしたり(獲得的セルフキャッピング)、
勉強をしていたとしても周りの人たちには「全然勉強していない」と発言したり(主張的セルフキャッピング)する方法があります。
セルフハンデキャッピングを実行すれば、結果が悪かったときに自分自身や周囲からの評価を下げずにすむほか、逆に結果がよかった時には「勉強してないのにスゴイ」などと評価を上げることも可能です。
使い過ぎに注意しよう
セルフハンディキャッピングは、自己防衛の手段として非常に使い勝手がよいため、私たちは知らず知らずのうちにこの方法を使ってしまっていることがあります。
しかし、セルフキャッピングを使い続けると、失敗した時に自己評価が下がらなくなるため、課題に対して本気で取り組む姿勢が身につかない、向上心やチャレンジ精神が育たない、などの問題がでてきます。
それに、セルフハンディキャッピングを使いまくる人は、いつのまにか周囲の人たちからうっとおしがられるようになる可能性もあるため、多用するのはやめておいた方がよいでしょう。
私たちに必要なのは、言い訳ではなく自分に対する問いかけです。
自分が何を求めていて、そのために何をするべきなのか、冷静に考え行動に移すことが大切です。