怒りを発散させるとどうなるか
怒りを発散(爆発)させることは、周囲の人に気をつかわせ、または委縮させ、コントロールしたいときに有効な手段となります。
しかし、怒りによってコントロールされた相手は何故そうするのかを理解していないことがほとんどです。
そのため怒りを発散させることは、根本的な問題を解決しない、その場しのぎの愚かな行動であるともいえます。
手っ取り早くその場をコントロールしたいときについつい使ってしまう方法ですが、怒っている人に対して人は何かをじっくり相談したり、ミスを早い段階で報告したりしようなどとは思わなくなるため、問題は一層悪い方向に進んでいく傾向があります。
怒りは発散させるとおさまるのか
怒りは発散させればおさまる、と言われることもありますが、実際はその逆です。火に油を注ぐのと同じで、自分で自分をますます怒らす結果となってしまうのです。
さらに発散された怒りはその後数日間も尾を引いて、本人をイライラさせ続けます。
困ったことに怒った表情をするだけでも怒りは湧いてくるといいます。
怒れる人が常に怒っているのは、怒っていることそれ自体に原因があるのかもしれません。
参考:内向型人間のすごい力